Rié FURUSE (古瀬 里恵),
“a new Parisian voice from Japan…”

幼い頃から歌うこととピアノを弾くことが大好きだった。3歳から音楽教室で音楽の基礎とピアノを学ぶ。その後、獨協大学でフランス語学を専攻し、在学時、ジャズに出会う。すぐにジャズに魅了されたRiéは、大学の授業を終えた後に東京のジャズクラブで歌うようになる。 歌い始めた頃は、エラ・フィッツジェラルドなどのスタンダード・ジャズを歌っていたが、後にフランスの曲(シャルル・トレネ、シャルル・アズナブール、ダリダなど)にも興味を持つようになる。


大学卒業後、ダンスミュージック・グループ
“Chic(シック)” の元メンバー、ディーヴァ・グレイに出会う。彼女は、 歌手としての豊富な経験を大いにシェアして、愛情を持って歌を教えてくれた。この貴重な経験が、Riéの将来の方向性の道しるべとなる。この時期に傾倒していたアメリカ音楽(特にポップ、ゴスペル、ファンク)に、もともと歌っていたジャズを加えた、彼女独自の音楽スタイルのベースが出来上がる。そして、本格的にインターナショナル・キャリアを築こうと決意したのも同じ時期だった。その結果、若くして海外でのコンサートを実現することになる。海外での初めてのコンサートの舞台はハワイ。当時25歳だった彼女は、多数の現地メディアに紹介され、コンサートを成功に収める。その2年後、2009年にはシンガポール、さらに、その翌年はベトナムでの公演を行う。
2010 年にベトナム、ホーチミンで行われた48 Hour Film Projectフェスティバルで、自身の楽曲 “The One” [Rié FURUSE & Chris Mosdell] を提供したショートフィルム “Postcards from Heaven” が Best Music Award を受賞する。


この時期に、かつてパリに渡ったジャズの巨人たちの足跡を追って、パリに移住することを決意。そこで様々なインスピレーションを受けた結果、
コンテンポラリー・ジャズフュージョンファンク、そしてジャズ・ポップを混ぜたスタイルを作り上げる。彼女の音楽を聴いていると、ロバータ・フラック、エヴァ・キャシディ、そして、レイラ・ハサウェイといったアーティストに影響を受けていること以外にも、様々な異なるジャンルから影響を受けたことが分かる。


Rié は、第二の故郷となったフランスで、パリの生活にインスパイアされながら、作曲と演奏活動を続ける。フランスとその文化に恋をしつつも、コスモポリタン・タッチユニバーサル・ルーツを忘れることは決してない。彼女は本物のグローブ・トロッターであり、これからも世界を舞台に活躍を続けていく。